お客様から寄せられる被害の実態は、身近な問題になってきています。
更に昨今では、鳥インフルエンザ等をはじめ、想像以上に恐ろしいものとなってきています。
このまま、放置するべきではないことは確かです。
先にあげた4大被害の中でも、特に注意が必要なのは「健康被害」ですが、他にも色々と被害はあります。
ベランダの被害
主なマンションベランダの被害は鳩です。
これは鳩の生態が関係しています。
ベランダに置かれた、物置やブロック、使わなくなった植木鉢他、鳩の巣に利用できそうなものがたくさんあります。
ベランダで小さな枝を見つけたら、巣を作ろうとしているだと考えられます。
或いは、もう遅いかも知れません。
巣が出来てしまうと、洗濯物に糞がかけられる頻度も多くなり、酷くなると怖くてベランダに出られなくなります。
臭いも強烈で、窓も開けられない。朝は「クークー」うるさい。羽も抜けるので、不衛生です。
そしてマンションの場合は、1ベランダの被害が広がり、マンション全体の問題になってしまうこともしばしばあります。
ご自分のベランダだけではないことを肝に銘じておかなければなりません。
工場・倉庫内にて
「昼間は作業員がいますのでそんなに入っては来ないんです。でも・・・」
夕方から工場内に侵入し、一晩過ごして、朝工場を開けたとたん飛び出していきます。
製品には糞をかけられ、食べるものはつつかれ、羽がちらほら。
工場や倉庫は、トラックや人の出入口もあります。
入口に開け閉め・昇降機を設置したり、エアーカーテンをつけたりしても被害は完全にはなくなりません。
トラックと共に、人間が入るときに一緒に、中に入って来ます。
見えない部分に隙間があったりして、鳥から見ると出入りに苦労はそれほどでもありません。
最悪なのは倉庫です。
気がつけば、在庫しているお預かりしている商品を汚されているのです。
出かけるときに駅で糞をかけられた
エサをくれる人が何人もいる駅は、鳥にとって天国です。
電鉄会社も、エサをやる人に声をかけてはいるのですが、言うことは聞いてくれません。
特に鳩は人間に近寄ってくるので、生息数が多くなりがちです。
今や、当然のごとく駅の屋根に鳩が留まっています。
問題になる場所は2つ。
電車を待っている間に上から糞をかけられる。
コンコースを歩いていたら上から糞をかけられる。
この部分に気をつければ被害は随分少なくなります。
でも、そもそも駅に鳩が多すぎるのです。
餌やりの人々、餌をやらないで!
一番高いところが好き
近所を見回して、高いところに飛来する。そう、カラスです。
カラスはいつの間にか怖い鳥になっています。
しかしカラスは賢く、遊んでいる時間(楽しんでいる)が長いと言われています。
マンションの避雷針の先にいつも居たりする。
気になるものがあると「アーアー」と仲間を呼び合う。
長時間は居ないのですが、カラスが気にかかる方がいるようです。
ベランダの前に巣でもあったら、顔を見るたびに襲ってきます!
あぁ怖い・・・。
樹木の下に自転車を置いたら
スーパーマーケットでお買い物をして、自転車で帰ろうとすると・・・小さな糞だらけ!
ムクドリはある時期に群れで就寝します。
辺りが暗くなりかけると、就寝場所に集合しだします。
樹木の中で大合唱。
数百~数万羽で、就寝前に飛び回ります。
車のクラクションなどの大きな音があれば飛び上がり、空を大きく回って戻ってきます。
そして、再び大合唱。
実はある時間が来ると、泣き声もピタっと止まって、お休みになるんです。
困った鳥です。
命も危険!
人間も鳥のように、飛行機に乗って空を飛びます。
飛行機には、バードストライクと言われる問題があります。
鳥と飛行機の衝突事故です。
運が悪いと飛行機のエンジンに鳥が吸い込まれ(入って)エンジンが故障してしまいます。
そう、飛行中にエンジンが故障してしまうと墜落してしまうのですよ!
大変な問題です。大変すぎる問題です。
残念ですが、現在の我々の考えでは、広いヤード全体の対策は無理なのです。
魔法はありません。